天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-17から1日間の記事一覧

涙のうた(2/11)

つつめども袖にたまらぬしら玉は人をみぬめの涙なりけり 古今集・安倍清行 おろかなる涙ぞ袖に玉はなす我はせきあへずたきつ瀬なれば 古今集・小野小町 おとなしの河とぞ遂に流れ出づるいはで物思ふ人のなみだは 拾遺集・清原元輔 人知れず落つる涙のつもり…