天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-28から1日間の記事一覧

冬を詠む(2/9)

蘆の葉に隠れて住みし津の国のこやもあらはに冬は来にけり 拾遺集・源重之 冬されば嵐の声も高砂の松につけてぞ聞くべかりける 拾遺集・大中臣能宣 はつ雪はまきの葉白くふりにけりこや小野山の冬のさびしさ 金葉集・源経信 冬くれば谷の小川の音絶て峰の嵐…