天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-30から1日間の記事一覧

冬を詠む(4/9)

喨々(りやうりやう)とひとすぢの水吹きいでたり冬の日比谷の鶴(つる)のくちばし 北原白秋 街をゆき子供の傍を通る時蜜柑の香せり冬がまた来る 木下利玄 ひめうづの葉のあをあをと茂るとき荒れたる庭に冬は来むかふ 柴生田稔 嶺の雪の林のうへにかがやきてこ…