天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-31から1日間の記事一覧

冬を詠む(5/9)

あたらしきよろこびのごと光さし根方あかるし冬の林は 上田三四二 正確に何かを掴みひきしまる拳殖(こぶしふ)えゆき冬に入る視野 岡井 隆 冬のゆくゆふべ茜の雲吹きあげ街歩む人に悲しみもなし 鹿児島寿蔵 木鋏を鳴らして冬の枝を断つ芽ぐめる枝も容赦なく断…