天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-03から1日間の記事一覧

冬を詠む(7/9)

厨辺にぽとりぽとりと水おちてうつぶせのごとく冬に入るなり 小高 賢 山はいま冬に入らむひそけさに残るもみぢの黄に澄み匂ふ 高橋誠一 わが去らば冬は到らむ高原のすすきの穂より生れいづる霧 篠 弘 渺茫というほかはなき深みどりもうまもなくの冬を湛えて …