天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-11から1日間の記事一覧

知の詩情(6/21)

小池も盛んに「あはれ」を使う。歌集別に使用頻度を調べてみると、高いところは、『廃駅』2.6%、『草の庭』2.5%。今までの七歌集で平均すれば、1.7%になる。小池自身の解説によると、あはれにはあらゆる感情が入る。その意味できわめて便利な抒情、詠嘆の…