天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-20から1日間の記事一覧

知の詩情(15/21)

では、小池光の短歌における知の詩情の依って来る技法について詳しくみていこう。初めに述べたように、知の詩情の契機となるものは、読者が短歌を読む際に感じる謎であり、立ち止まって考えさせる措辞である。抒情に乗せられて簡単に読み過ぎる形にはなって…