天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-26から1日間の記事一覧

知の詩情(21/21)

家猫への執着とその歌の数の多さも、小池光の一大特徴としてよい。猫の歌の割合は、『草の庭』2.5%、『静物』3.1%、『滴滴集』6.7%、『時のめぐりに』3.3% といった具合。一首だけあげておく。 ざぶとんに眠る嚢(ふくろ)を猫ともいふ老荘とほく笑へるこ…