天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-02-02から1日間の記事一覧

和歌の鳥(7/9)

新古今集には、鳥の「鵜」を単独で詠んだ作品は、見当たらないが、鵜飼舟として以下の四首が詠まれている。 鵜飼舟あはれとぞ見るもののふのやそ宇治川の夕闇のそら 慈円 鵜飼舟高瀬さし越す程なれやむすぼほれゆくかがり火の影 寂蓮 大井河かがりさし行く鵜…