天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-02-13から1日間の記事一覧

短歌と「あはれ」(9/13)

■岡井 隆の場合 岡井 隆は、結社「アララギ」の会員であり、斎藤茂吉の研究者であった。「あはれ」の用法も茂吉から多くを学んだようで、「あはれ」歌の使用頻度は、次に示すように茂吉(1.9%)を超えて2.0%と高い。ただ西行の5.2%や新古今集の2.7%には及ばな…