天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-03-06から1日間の記事一覧

蕪村の画賛句(6/11)

岩くらの狂女恋せよほとときす 安永二年(58歳)、自画賛 詞書に「数ならぬ身はきき侍らず」とある。時鳥の声が、「数ならぬ身」の耳には入らぬとも、狂女なら聞けるだろうといった。つまり時鳥が狂女に恋せよと呼びかけた。背景に、徒然草107段の話(ややこ…