天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-03-09から1日間の記事一覧

蕪村の画賛句(9/11)

又平に逢ふや御室の花ざかり 安永六年(62歳)あたりか、自画賛 詞書に、「みやこの花のちりかかるは、光信が胡粉の剥落したるさまなれ」とある。句は明解で、御室の花ざかりにきて、浮かれて踊る浮世又平のような花見客に逢った、という意味。又平は大津絵…