歌集『X――述懐スル私』(2010年刊)「夏越なごめど」一連から。学者の言葉や俳諧を詞書としている。以下では、俳諧の場合を取りあげる。大変難しいシンフォニーである。 市中(いちなか)は物のにほひや夏の月 (凡兆) はいつて来る奴の死角につねに立つ訓練…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。