天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-04-07から1日間の記事一覧

俳句を詞書とする短歌(7/9)

藤原龍一郎の場合 岡井の例でも分るように、詞書にとる俳句には、他の俳人のものをもってくる場合と、自身の作品をもってくる場合とある。前者の徹底した例が藤原龍一郎の歌集にある。『楽園』(2006年刊)では、三橋敏雄の十句集から、全部で百句取り上げて…