天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-06-02から1日間の記事一覧

水のうた(13/17)

朝霧の徐々に霽れゆく十和田湖の真水(まみず)の蒼に惹き込まれたり 市川定子 流るればまた美しき冬水のひびかふまでに山は枯れたり 水本協一 濠水の底なる冥き日輪にるいるいとして蝌蚪(くわと)らむらがる 杜沢光一郎 村境をのつたりとゆく春の水さみしき腹…