天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-09から1日間の記事一覧

感情を詠むー「泣く」(4/5)

冬の雷鳴りつつ遠し泣き伏して見せるおんなについになりえず 俵谷晴子 ああわれは泣きたくなって午前二時寝入り間際のでんぐり返り 道浦母都子 泣きながら鮨喰ふ顔を見られをり心尽くして庇はれまいぞ 大口玲子*上句の情景は、男からするとまさに庇いたくな…