天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-12から1日間の記事一覧

感情を詠むー「悔しさ」(2/4)

つひにかくそむきはてける世の中をとく捨てざりし事ぞくやしき 平家物語・平康頼*山口県の峨眉山普賢寺の境内にこの平康頼の歌碑が立っている。 ただならじとばかりたたく水鶏(くひな)ゆゑあけてはいかにくやしからまし 新勅撰集・紫式部*紫式部が渡殿の局…