天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-23から1日間の記事一覧

感情を詠むー「怒り」(2/6)

うつそみの深きさだめと思ひつつわが下心つねに怒れり 三ヶ島葭子 *「うつそみの深きさだめ」も「下心」もいろいろあるので、全体が観念的に なってしまった。 この夜をつひに怒りてわれは寝る怒れど床(とこ)に平たくなりて 柴生田稔*下句の情景が愉快であ…