天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-24から1日間の記事一覧

感情を詠むー「怒り」(3/6)

庭石にはたと時計をなげうてる昔のわれの怒りいとしも 石川啄木 怒りつつ立つ人体はうがたれて見よかぎりなき泉が噴くも 岡井 隆*暗喩によった表現。「かぎりなき泉」は、限りなき怒りであろう。怒っている 時の人体の状況がわかるようである。 怒をばしづ…