天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-04から1日間の記事一覧

感情を詠むー「憎む」(5/5)

とかげのやうに灼けつく壁に貼りつきてふるへてをりぬひとを憎みて 河野裕子 まっしぐら坂くだり来てヒュマニストを憎むついでにインテリ憎む 岡部桂一郎 *ヒュマニストやインテリが具体的な人物をさすのか、あるいは概念上の人種を さすのか不明だが、初句…