天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-07から1日間の記事一覧

感情を詠むー「驚く」(2/2)

浅き水にすすき風さとはしるさへ驚きやすく鹿の子のゐる 前川佐美雄 鉄片を打ちつづけゐて「ああ」といふ声あげしときわれは驚く 福田栄一 海を観て太古の民のおどろきを我ふたたびす大空のもと 高村光太郎*上句は観念的で共感しにくい。具体的な場合が様々…