天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-11から1日間の記事一覧

薬を詠む(2/6)

速記者としては老い過ぎし我を待つ行かんか持薬を多目にのみて 大家増三*持薬: いつも飲んでいる薬。また、用心のために持ち歩いている薬(大辞林 第三版)。 罐にみつる夫の薬のいく種類魑魅のごとくにわれは懼るる 林田 鈴*魑魅: 「ちみ」あるいは「す…