天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-12から1日間の記事一覧

薬を詠む(3/6)

糖衣錠あるいは色の華美にすぎてころがり易し薬包紙より 斎藤 史 アンプルのうすき破片を事務的に寄するとき鈴のごとき音する 斎藤 史*アンプル: ガラス製の首のくびれた小型の容器。口部はガラスを溶かして 密封する。おもに注射液を入れるのに用いられる…