天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-30から1日間の記事一覧

荒天を詠むー嵐(3/6)

名もしるし峰のあらしも雪とふる山ざくら戸をあけぼのの空 新勅撰集・藤原頼実*山ざくら戸: ヤマザクラの咲いている所。桜の多く植えてある山家。 下の「あけぼのの空」と「戸を開ける」と掛けている。 あしびきの山のあらしに雲消えてひとり空ゆく秋の夜…