天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-18から1日間の記事一覧

窓を詠む(4/5)

対称形に並びいる窓おのおのにせめて異形の湯の煙あれ 市原志郎*下句からは、これらの窓は、温泉宿のものと思われる。それにしては、 「異形の」という形容が異様に思える。 世事一つやり終えしのち遠雷を聞くべく開く窓は北向き 市原志郎*北向きの窓から…