天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-21から1日間の記事一覧

かりそめ(2/3)

前の評論を見たことを契機に、和歌短歌に詠まれた「かりそめ」を調べてみた。はかなさを詠むことを得意とする和歌短歌にしては、思ったほど多くなかった。 難波潟おふる玉藻をかりそめの蜑(あま)とぞわれはなりぬべらなる 古今集・紀貫之*この歌における「…