天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-29から1日間の記事一覧

果物のうたー柿

世の人はさかしらをすと酒のみぬあれは柿くひて猿にかも似る 正岡子規*大伴旅人の万葉集の歌「あな醜 さかしらをすと 酒のまぬ 人をよく 見ば猿にかも似む」を踏む。旅人は酒を飲まない人をくさしているが、 子規は偉ぶって酒を飲む人と柿を食う自分とを対…