天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-30から1日間の記事一覧

果物のうたー苺

手づくりのいちごよ君にふくませむわがさす虹の色に似たれば 山川登美子*下句は、口紅のこと。 苺たべて子のいき殊に甘く匂ふ夕明り時を母に寄添ひ 五島美代子 一皿の苺に今宵寄り合へりわれら貧しさを隠すことなく 扇畑忠雄 冬の苺匙に圧(お)しをり別離よ…