天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-10-10から1日間の記事一覧

現代短歌の表現(5/5)―一字空け

一字空け。それは取合せ・転換の妙・詩情の織り込みを明確に読者に意識させることになる。故に作者にとっては冒険であり、勇気を要する。歌会などでは、わざわざ一字空けしなくてもよいのではないか、という批評がよく聞かれる。以下に歌集『ポストの影』よ…