天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-10-22から1日間の記事一覧

はかなし(4/6)

萩の花暮々(くれぐれ)までもありつるが月出(いで)てみるになきがはかなき 金槐集・源 実朝*「萩の花の、日の暮れるついさっきまであったのが、出た月の下に見てみると なくなっている。儚さというものよ。」小林秀雄が好んだ一首。 さむしろに露のはかなく…