天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-11-24から1日間の記事一覧

小池光の短歌―ユーモア(10/26)

◆とり合わせ(飛躍、強引、似通った押韻の異なる言葉の取り合わせ、雅と俗の落差) 怒らむとして息きれしこの肉のはかなあふるる湯には柚子の香 『バルサの翼』 熱湯の真上アスパラを解き放つあざやかに見も知らぬ女の指が 『廃駅』 己が影のおもたさに耐へ…