天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-12-06から1日間の記事一覧

小池光の短歌―ユーモア(21/26)

◆擬人法*無生物や人間以外のものが身近に感じられる効果 ひつそりと生馬のやうな夕闇がゐたりポストのうしろ覗けば 『廃駅』 つやつやと出でたる種三(み)つぶ干し柿の身のうちにしてやしなはれ来ぬ 『日々の思い出』 あぢさゐのつゆの葉かげに瓦斯ボンベこ…