天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-12-13から1日間の記事一覧

「古志」令和元年十二月号から(2/3)

この夏は天の川辺も暑からん 坂本初男 大鯰下げてのつしと白絣 喜田りえこ 舟虫の訪ねて来たる朝湯かな 田村史生*海岸縁の温泉宿に泊まって朝湯に浸っている情景。 鳴きながらもらはれてゆく籠の虫 斎藤真知子*籠の虫が鳴くのは、気分が良いからであろう。…