天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-10から1日間の記事一覧

鼠のうた(2/3)

短歌に詠まれた鼠は、俳句と違っておおむね厄介ものとして捉えられている。斎藤茂吉の有名歌を典型として、殺害することに強い関心を抱いていた時代があったのである。 はし鷹の招(を)ぎ餌(ゑ)にせむと構へたる押しあゆかすな鼠取るべく 拾遺集・よみ人しら…