天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-24から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー髪(2/13)

『みだれ髪』は、周知のように与謝野晶子の処女歌集である。表紙の衣装は藤島武二による。発刊直後の明治34年、晶子は与謝野鉄幹と結婚し、以後与謝野姓を名乗った。 うら風は夕涼しくなりにけり海人(あま)の黒髪いまか干すらむ 香川景樹*香川景樹は、江戸…