天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-31から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー髪(9/13)

ひと月にひとたび髪を浄めつつ老婦老いゆくここの寮舎に 遠山光栄*上句は、月に一回髪を洗うということではなく、理髪店で散髪するということと理解したい。 帽子とり辞儀し互に髪の毛のすくなきを知り笑みて別るる 長谷川銀作*よく分る。 洗ひたる髪やは…