天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-01から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー髪(10/13)

そのなびく髪は感情のごとくにて遠渚こそかなしかりしか 上田三四二 春宵に眼とぢおもへばそそぐ湯に黒髪はくちなはのごとくありしを 上田三四二*これら二首は、いずれも奥さんの髪に関して詠ったものだろう。 黒髪を手にたぐりよせ愛(かな)しさの声放つま…