天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-07から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー首(2/3)

ぬれ雑巾たたきつけグシとつぶれたる感触に聞き首はきられつ 大家増三*斬首の際の感触を詠んでいるようだが、作者は斬首の場に立ち会ったのだろうか。 陽を背にし砂丘に佇(た)てば影のびて首から上は海に没しぬ 山名康郎 鋸の熱き歯をもてわが挽きし夜のひ…