天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-08から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー首(3/3)

駅頭に出会いてマフラー巻きやればいたく素直にほそき娘(こ)の頸 久々湊盈子 空なべて動くと見ゆる雲の原見上げる首は体(たい)を離れず 花山多佳子*下句は当たり前のことを言っているのだが、それは上句の情景が当たり前で無かったことを言うためであろう。…