天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-22から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー足(8/8)

胸裡(うち)にひと日砂丘(すなおか)波だてば歩くことなき足裏かゆし 引野 収*引野 收(本名:浜田 弘収)は、高野山大学卒業後、高校教師となるが肺結核にかかり、以後病床で作歌。70歳で逝去。この生涯を想えば、一首はよく分る。 湿りもつ草生(くさふ)を過…