天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-03-02から1日間の記事一覧

北原白秋の新生(4/9)

梁塵秘抄と閑吟集(続) 次に『閑吟集』からの摂取がある。『閑吟集』は、周知のように室町時代の小歌集で、永正十五年八月の頃に出た。洗練された構成で、小歌節にのりやすい七五調を連ねた長短自在な様式が多い。『雲母集』の例として、『閑吟集』にある “…