天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-03-21から1日間の記事一覧

故郷を詠む(5/9)

みし人もなき故郷よ散りまがふ花にもさぞな袖はぬるらむ 兼好*兼好はいろいろな場所に移り住んだので、この歌の故郷がどこを差すのか不明。概念的な感慨を詠んだ、と思える。 よもすがら声をぞはこぶ世々の人雲となりにし故郷の雨 正徹*よもすがら: 副詞…