天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-10から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―寓喩(諷喩)(5/5)

花すすきひと夜はなびけ武蔵坊(むさしばう)*武蔵坊弁慶に、一夜くらい女になびいてみよ、と呼び掛けている形。 楊(よう)墨(ぼく)の路(みち)も迷はず行秋ぞ 草枯(かれ)て狐(きつね)の飛脚(ひきやく)通りけり 祐成(すけなり)をいなすや雪のかくれ蓑(みの)*虎…