天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-12から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―提喩

提喩は、全体を部分で代表させる喩法で、換喩の一種とも見える。象徴・暗示とも。 梅折(をり)て皺手(しわで)にかこつかほり哉*皺手で老人を象徴、代表させている。 養父入(やぶいり)や鉄漿(かね)もらひ来る傘の下*傘の下で人がいることを暗示。 春雨の雫(…