天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-14から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(1/8)

活喩(擬人法)は、人間以外のものを人間に見立てて表現する修辞法。 老武者と大根あなどる若菜哉 鶯の浅井をのぞく日影かな うぐひすのかぞへのこした枝寒し 鳥さしを尻目に藪の梅咲(さき)ぬ 散(ちる)たびに老ゆく梅の木(こ)末(すゑ)かな 一軒の茶見世の柳…