天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-15から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(2/8)

紅梅や入日の襲(おそ)ふ松かしは 燕(つばくら)や去年(きよねん)も来(き)しと語るかも さくら一木(ひとき)春に背(そむ)けるけはひ哉 月光西にわたれば花影(かえい)東に歩むかな*春の暁、月影が西に動くにつれて、花の影が東から現れてくる。漢詩を踏んで、対…