天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-16から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(3/8)

虹を吐(はい)てひらかんとする牡丹哉 やどり木の目を覚したる若葉哉 脱(ぬぎ)すてて一ふし見せよ竹の皮 長尻の春を立たせて棕櫚の花 鶯の音をや入(いれ)けん歌(うた)袋(ぶくろ)*歌袋: 和歌の詠草を入れる袋。句の意味は、「鶯が鳴くのをやめたのは、歌を袋…