天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-17から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(4/8)

病起(やみおき)て鬼をむちうつ今朝の秋*夏の間苦しめられた病の鬼を、病も癒えた立秋の朝、追い払おうという。 つりがねの肩におもたき一葉かな 萍(うきくさ)のさそひ合(あは)せておどり哉 いな妻の一網(ひとあみ)うつやいせのうみ 稲妻や海あり皃(がほ)の…