天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-18から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(5/8)

篠掛(すずかけ)や露に声あるかけはづし*篠掛: 修験者が衣の上に着る麻の衣。句は、謡曲・安宅などを踏む。山伏が篠掛を脱ぎ着するたびに露のこぼれるのを、「声ある」と表現した。 人を取(とる)淵(ふち)はかしこ歟(か)霧の中 水落(おち)てほそ脛(はぎ)高き…