天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-19から1日間の記事一覧

蕪村俳句と比喩―活喩(擬人法)(6/8)

葉がくれのはづかしがほや種茄(たねなすび) 唐きびのおどろき安し秋の風 沙魚(はぜ)を煮る小家や桃のむかし皃(がほ)*沙魚を煮ている小家の庭には、桃の木が昔を思わせるなつかしい様子で立っている。 きくの露受(うけ)て硯(すずり)のいのち哉 うら枯やから…